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市民エネルギー研究所(PRIEE)は、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの推進、脱原発、その他の環境問題等、多様な活動をおこなっているNGOの研究所です。日本のエネルギー政策の根幹をなす、政府の「長期エネルギー需給見通し」の批判的検討に力を入れ、エネルギー需給のシミュレーションに基づいた代替案を提示しています。   続きを読む ...



最新ニュース
投稿者 : priee 投稿日時: 2013-06-14

 測定結果 その2を掲載しました。

 前回掲載した測定結果の表では茶、きのこ類、米、牛乳、卵、ドクダミについて掲載しました。今回は洋梨、夏みかん、ゆず、れんこん、種無し巨峰、りんごなど福島第一原発事故由来の放射性セシウムが検出されたものと野菜、豆など検出されなかった食品について掲載しました。食品以外の環境物では枯れ草、土壌など、草木灰、家庭掃除機ホコリ、キノコ菌床、とうもろこし外皮を掲載しました。枯れ草、土壌では高い値を検出しました。
微量放射能測定装置 FNF-401 (応用光研工業株式会社OKEN製)
NaI(Tl)シンチレーション検出器 Φ 3インチ×3インチ 遮蔽 鉛5cm
パルスハイト・アナライザー(pulse height analyzer,PHA)を使ってスペクトルを解析
検出結果、Cs134とCs137の比率が合わない時は、当研究所で、測定時の比率を算出して再計算
上の表を拡大する


投稿者 : priee 投稿日時: 2013-05-21

 2012年11月18日、飯舘村放射能研究会主催で行われた福島シンポジウム「福島原発事故が飯舘村にもたらしたもの〜村民、支援者、ジャーナリスト、研究者の視点から〜」において講演された今中哲二氏の講演録を同氏の許可を得て起こしました。
 「実際に調査すると、村全体が高濃度で汚染されていた事実や、調査で土壌中の放射線量率の時間変化がわかるとの説明や専門家であれば、先々積み上がっていく線量も計算可能であったはずなのに、、、。」など重要な指摘がなされています。

福島原発事故が飯舘村にもたらしたもの 今中哲二 講演より



 今中です。よろしくお願いします。私の話は飯舘村放射能汚染調査の報告と言うタイトルになっています。私は、小澤(飯舘村後方支援グループ)さん、菅井(国学院大)さんたちと、去年(2011年)の3月28日、29日と、この飯舘村に調査に行きまして、それからだいたい一年半ぐらい放射能汚染の調査を継続しております。また最近、環境省に研究計画を申請して、それが採択されましたので、その報告もしておきます。
 私の報告の内容ですが、大量の放射能が飯舘村なり福島のほうへ流れて行ったときの最初の被曝量、飯舘村の皆さんが最初にどれくらい被爆したのか、実は誰もきちんと調査してないんですよね。私の報告ではまずこの問題を明らかにしておきます。
 私は国のお役人とか、国の御用をしている先生方を知ってますから、その方々に「初期被曝評価のことを一体誰が責任持ってやるねん」、ということを何度も聞いたんですけれども、それがよう解からん、ていう返事でした。「そんなアホな」って。それでよく聞くと、どうも福島県の県民健康管理調査でやっているらしい。後でもちょっと話しますけれども。あれじゃちょっとダメだと、言っているうちに、何か知らないけれども、WHOが初期被曝のレポートを発表しました。結局、日本でやらずにWHOとか国連(UNSCEAR)にやってもらうのって、何かみっともない話だなぁと思っています。
 去年(2011年)の3月28、29の日、わたし、小沢さん、菅井さんらと、何で飯舘村の調査をすることになったかなんですが、それについては、私のレジュメの最初の方に経緯を書いておきました。
 福島事故が起きて、私には、たぶん皆さんも、驚いたことがたくさんありました。

 驚いたことの一つは、データが全然出てこない。だいたい10日から2週間ぐらい放射能汚染データがでてこなかったことです。出てきたデータは、福島第一原発の発電所の敷地境界のデータだけです。東京電力が測った・・。3月12日にはまわり20キロに避難指示が出ています。そして15日は30キロ(圏内)は自宅待機とか避難。だけども、汚染データが出てこない。「一体、どないなっとんねん」と思っていました。
・・・全文を読む

この記事は大竹財団発行の英文ニュースレターHUMANにも掲載されています。


投稿者 : priee_a 投稿日時: 2013-04-19

1、市民エネルギー研究所、放射能濃度測定器購入の経緯
2011年3月11日に起きた福島原発事故は、未曾有の放射能汚染をもたらしが、その実態はいまだに明らかになっていない。東京電力も国もなかなかその実態を発表しなかったので、放射能で汚染された環境の中で、人々は何が本当なのか、発表されたデータはどこまで信頼できるのかと不安になった。
特に放射能汚染食品等に関しては、事故当時、暫定基準値(500ベクレル/�) が決められたが、たびたびこの基準を超える食品が報告された。2012年4月1日からは新たな基準値(100ベクレル/�・セシウム)が施行された。
それを機に、同年5月、当研究所のメンバーには、「第一種 放射線取り扱い主任技術者」の資格を有する専門家がいるので、当研究所も放射能濃度測定器の購入をした。
原発事故後、市民による放射能測定所が多く設立されたが、新基準への対応とともに、市民による放射能測定所の技術を向上させ、検査態勢や検査精度を上げていく一助になれるよう願っている。

2、測定したもの
 食品の放射能汚染の測定、環境の放射能汚染の測定を通して、食べ物に関しては、第一番に子ども(特に12歳以下)の安全を守るために出来得る限り正確に測ることを努めた。
また、環境に関しては山・畑・川・住宅地や公共地・側溝等また海への出口がどれだけ汚染されているのか、精度の高いデータを求め、そこで暮らしている人、また、働いている人の安全を守る一助にする。
樹木・きのこ・山菜等の汚染を、畑や田んぼは、農作物の汚染状況や土壌汚染を、住宅地等は人が住んでいる生活環境を、側溝はヘドロ等、その他廃棄物や処理された灰等の測定をしてきた。

3、測定装置と測定結果について
 微量放射能測定装置 FNF-401 (応用光研工業株式会社OKEN製)
NaI(Tl)シンチレーション検出器 Φ 3インチ×3インチ 
遮蔽 鉛5cm
測定時間20000秒(5時間半強が基本)
パルスハイト・アナライザー(pulse height analyzer,PHA)を使ってスペクトルを解析している。
 検出結果、Cs134とCs137の比率が合わない時は、当研究所で、測定時の比率を算出して再計算をしている。
測定は安藤多恵子と大東断が行い、小泉好延が補佐している。

測定結果報告−その1

上の表を拡大する (2013/06/07 表を修正)

図 枯れ草の放射能濃度測定時のスペクトル(20000秒)


    2011.3.11 報告
    •  敷地境界の放射線量モニターは、すべて電源喪失で動作していなかった。5月15日の発表資料から  
      5月15日の市民エネルギー研究所などの集会講演会で発表した 同研究所の小泉好延の資料から指摘する。 福島原発事故発生当時、敷地境界の放射線量モニターは全て、電源喪失で動作していなかった。 放射線放射線モニター動かず 敷地境界に急遽 モニター車を正門に動員した。 しかし、内陸の全方向に対して一方向のデータしか得られず、しかも職員の待機した場所へ時折移動させた。これでは放射線の放出量は得られない。...
    • 講演会のお知らせ 5月15日(日)午後1時から  
        講演会のお知らせ     5月15日(日)午後1時から 3月11日に起きた東北大震災から1ヵ月半、同時に起きた東京電力福島第一原発事故も終息の方向が見えないままなので、地震や津波の被害を受けた方々を一段と苦しめています。首都圏の電気のための原発で起きた事故でした。いつまでも放射能を出し続ける原子炉を前にして、早くも原発は必要との声が聞こえてきます。...
    • 5月23日 小出裕章氏 「参議院行政監視委員会」  
      5月23日 「参議院行政監視委員会」 行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査 (原発事故と行政監視システムの在り方に関する件 http://www.monipo.net/blog/nuclear-power-plant/gyouseikansi-110523に 小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)の話、テキスト版 が掲載されています。 なお、映像はhttp://www.ustream.tv/recorded/14906087にあります。    
    • チェルノブイリではストロンチウムとプルトニウムも放出された。ヨウ素、セシウム、キセノに加えて  
      チェルノブイリではストロンチウムとプルトニウムも放出された。 チェルノブイリ原発事故ではヨウ素、セシウム、キセノンに加えて、ストロンチウムとプルトニウムが放出され、汚染を深刻なものにした。 福島原発災害ではチェルノブイリで放出されたストロンチウムとプルトニウムが、当然、敷地外に放出されていると考えられる。 チェルノブイリで放出された放射能量を以下の表に示す。     チェルノブイリ事故と 日本の汚染(PDF) に掲載
    • 「提言」 菅 直人 内閣総理大臣へ 幼児・妊婦の疎開 緊急支援を  
      菅 直人 内閣総理大臣へ 「提言」 幼児・妊婦の疎開と緊急支援を。 原発事故と今後を憂うるサイエンティスト有志が提言。 �大気中の放射線量はいわき市、川俣町、飯館村では甲状腺の内部被ばくは恐れべき高濃度である。幼児・妊婦の疎開 緊急支援を用意すべきである。 �子供たちの生活空間である学校敷地、通学路、公園について早急なる除染を行う必要がある。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 提言書  内閣総理大臣     菅 直人殿 ...
    • 小出裕章さん、緊急講演会、2011年3月20日 「がまんさせられ量」になっている。  
      小出裕章さんの緊急講演会、2011年3月20日(地震発生後10日)の講演会資料より」  「いわゆる「許容量」と呼ばれるものも「安全量」ではなく、「がまん量」に過ぎません。さらに、今日の原子力利用においては、利益を受ける集団と危険を押し付けられる集団が乖離していて、実際には「がまんさせられ量」になっています。 原子力を推進している人たちは被曝量が少なければ安全であるかのように装っていますが、放射線の物理的な性質そして生物の細胞の構造・機能からし...
    • 福島原発 食品の汚染 約30品目 約700データ (野菜 3月31日まで) ほうれん草、小松菜、かき菜など約30品目、700試料データと原乳・生乳、肉など、各県の測定  
      福島原発災害 各県と厚生労働省で測定された野菜約50品目約700データの結果を表にいたしました。原乳・生乳・肉などを追加しました。期日は3月31日までです。国の規制値を越えた濃度は赤字、規制値の99〜75パーセント、74〜50パーセントは茶色、青色で表示しました。   県と厚生労働省で測定された野菜約30品目の結果   各県と厚生労働省で測定された原乳・生乳・肉などの結果   なお、それらの濃度以下でも...
    • 今こそ原発政策の転換を  
      今こそ原発政策の転換を −まず、福島原発災害をどう見るか。 経過を見れば明らかだが、本体が丈夫でも、周辺機器やバックアップがだめになると、今回のような最悪の結果になる。 ・・・ また、東京電力は初期の段階で海水注入を決断すべきだったのに、危機回避より設備温存を優先して、時機を逸したのも問題だ。 ・・・ −「想定外の巨大地震」「想定外の大津波」といわれているが。...
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      水素爆発 地上から放射能放出 使用済み核燃料大火災  福島第一原子力発電所 現在の状況(3月17日) 東京電力福島第一原発4機の大事故経過をわかりやすく表にしました。 1979年のスリーマイル原発事故をはるかにこえ、1986年のチェルノブイリ原発事故に匹敵するかもしれない福島原発事故、その状況を日本原子力災害対策本部(2011年3月17日)発表から抜粋して伝えます。    地震発生後  1号機  18時間後、格納容器から高さ約120メートル排気塔から放射能を放出 ...
    記事 <東京電力福島第一原発事故>
    放射能汚染
     〜 原発 〜
      南ドイツ新聞 原発周辺のガンの危険性

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